第1章  令和の今、行政改革最高のチャンス

日本を襲う異常気象

こんな所に多くの人が住んでいるのは、この辛さを上回る春と秋の喜びがあるからである。春には鴨川堤や円山公園、周山、西山花の寺(勝持寺)などの桜は素晴らしく、秋には永観堂や大原三千院、銀閣、東福寺の紅葉も人を惹き付ける。「あぁ日本に生まれて良かった」と思うのである。

御所や植物園、哲学の道などは四季を問わず、暑さ寒さの時期でも時間を選べば散策が勧められる。しかしである。今は夏が長くなり春と秋がどんどん短縮している。

5月の連休前後からタクシーには冷房が入る。9月もまだまだ夏。敬老の日は鮮魚や寿司が好きなお年寄りが安心して食べることが出来る頃と9月15日になったと聞くが、気温が高くて食中毒の心配から天麩羅やフライなどの揚げ物が主流になった。

10月10日の体育の日も同様。熱中症で搬送のニュースが絶えず10月半ばまで夏、という年が多い。紅葉も高尾や大原など周辺部は別として市内は色付きの悪い年が増えてきた。朝晩の冷え込みが弱くなってきているのである。

殆ど紅葉の無い沖縄になるのが怖い。南九州も深山幽谷あたりまで行かないと美しい紅葉は無くなっていると行くたびに思う。柿の黄葉以外は。

京都のもう一つの問題は、爆発的に増加した外国人観光客による公害? である。京都駅などは国際ターミナルで島国とは思えない。バスや地下鉄も大きなキャリーバッグを持った外国人で溢れ、寺社仏閣の建物や庭園、絵画、仏像も昼間はゆっくり見ることが出来ない。

竜安寺の石庭の縁側は青い眼の子供が走り回り、瞑想どころではない。清水寺の濡れ縁に靴でキャリーバッグを上げようとした欧米人と思われる方には勇気を持って制止した。

友人の墓参りの姿を後ろから撮られた時には道に迷ったのかとも思ったが、お墓が珍しいのかお墓専門の写真家なのか確信犯的素振りで立ち去った。

9時5時が開門時間の観光寺院や神社以外にも外国人が出没。木戸口や裏門から時間外に入るしか情緒や信仰は難しくなりつつある。

※本記事は、2020年2月刊行の書籍『令和の改新 日本列島再輝論』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。