何想う事もあらぬに目覚めいてひたひたと夜の足音をきく

 

はろばろと生きて哀しみ拾いけり古希も半ばの冬陽さすなか

 

わけもなく心沈める日のありてひっそりと午後のコーヒーを飲む

※本記事は、2019年3月刊行の書籍『短歌集 生きる』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。