走行性能では現在の軽並みのケンメリを自慢げに語っていた私

お互いに2台目ともなると一丁前のことを話したくなる。信濃町に住んでいた友達との会話を再現してみたいと思う。

1975 ずっとココパームス&オリガミ

わたし L20はさすが6気筒だけあって粘るね。

友人  2000ccの6気筒というだけで、なんか高性能のエンジンというイメージだね。

わたし 実際はそんなに吹けは良くないし、車重があるから全然速くないんだよね!

友人   スカイラインのGTというのはトヨタのセリカのGTのような走り屋のGTではなくて、高速を6気エンジンのシュルシュルという音を聞きながら流す、そんなイメージなのかな。

わたし 公害対策をしたNAPSはめちゃくちゃ評判が悪いけど、ぎりぎり東京の日産プリンスのディーラーに残っていたNAPSではない2000GTを探してもらって正解だったかもね。ツインキャブのGTXは5速マニュアルでは1台も残っていなくて、シングルキャブの5速マニュアルもこげ茶のボディカラーしか残っていなかったんだ。

友人   グリーンメタのスカイラインが多いね。あと白かな。でもさ、今度のスカイラインはデカくなりすぎでしょ。

わたし  確かに重いから、スタートする時は5速マニュアルは4速マニュアルのギヤ比より1速がハイギアードなので、ちょっとクラッチを繋げる時に気を遣うんだ。エンストはカッコ悪いからね。その代わり一応クロスレシオを意識しているので2速がローギアードで守備範囲がものすごく広いんだ。4速も同じでめちゃくちゃ低速からでも使える。不精しようとは思っていないけどね。

友人   俺はお前ほど運転にはこだわらないので、ちょっと軟弱と思われるかもしれないけど今度はオートマのアメ車もいいかなと思っているんだ。

こんなたわいのないことを、相変わらずココパームスでアメリカンコーヒーを飲んでバナナマロンパイを食べ、また、オリガミでミルクティーを飲んでその時々のケーキを食べながら話すのがとても楽しかった。

※本記事は、2022年8月刊行の書籍『1973 青山ココパームス』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。