私の場合は昔の記憶と今目の前に起きている出来事の区別がつかなくなるタイプのフラッシュバックだったので、頭の中の私自身を宇宙人かなにか、別の誰かに乗っ取られたような感覚で、本当に心の底から恐ろしく、戦慄しました。

私のような体験をした人達は沢山いると思いますが、そんな方は自分の周りに同じような人がいないか、共感できる人がいないか、無意識に探しているのではないでしょうか。でも、なかなか身近に見つけることは難しいと思います。なので、私の話を読んで、あなただけではないと知って欲しいです。

私よりひどい環境の方、もっと違う環境の方、沢山いらっしゃると思いますが、これだけは知っておいて欲しいです。

苦しいのはあなただけではありません。みんな色んな思いをして生きています。だからこれからも私や他の方と一緒に頑張って生きていきましょう。いや、頑張らなくてもいいのかも。そのまま、ありのままでいいから生きていきましょう。

そして私のような家庭ではなく、平凡に幸せに暮らしてきた方には、私のような人生や世界もあるのだと是非知って欲しいです。そんな私の人生ですが、自分で言うのもなんですが、ドラマチックな展開だったと思います。私の家庭環境を聞いた人皆から「ドラマみたい」と驚かれ「本書きなよ」と言われてきました。

今回はそれが本当に形になりました。本を書くというのは昔からの夢であり目標でしたが、決心して全てを書きました。

※本記事は、2021年12月刊行の書籍『遠い夢の向こうのママ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。