はじめに

突然ですが、家にいるのが嫌いな子供っているでしょうか? なかなかいないと思います。

私は、お母さんがいる、自分の家にいるのが大嫌いな子供でした。私にとって、家は重くて、暗くて、本当に大嫌いな場所でした。なぜそのようになったのか? というところを読んで感じて頂ければと思います。

皆さんは「アダルトチルドレン」という言葉をご存知でしょうか? 本来、子供にとって家庭というのは安全で安心できる場所ですが、機能不全家族の中で育つとアダルトチルドレンになる場合があるといわれています。これは決して病気ではありません。

例えば、何らかの依存症を持つ親、過干渉、ネグレクト、肉体的、性的、精神的暴力を振るわれ、親との関係でトラウマを持つことをいいます。つまり、子供の頃に子供らしく振舞えなかった人のことです。子供なのに人の顔色を常にうかがい、子供時代に子供らしい行動ができなかった人のことです。

長くなるので詳しくは割愛しますが、そういう子供が大人になると、とてもひどい生き辛さを感じます。中には生き辛さやストレスを自覚できない人もいます。なぜなら子供時代にストレスを受けすぎて、ストレスをストレスだとわからないからです。

そしてそのアダルトチルドレンの人達に共通しているのが、自己肯定感の低さです。私は初めてインターネットで「アダルトチルドレン」の定義を読んだ時、私のことを書いているの!? と、とっても驚いたのを覚えています。そういった方は私以外にも沢山いらっしゃるはずです。皆さん、よく頑張って生きてらっしゃると思います。

おそらく私はアダルトチルドレンだと自分で思っています。そのため、私も自己肯定感が低く、今でもとても生き辛く、不安で苦しく思うことが多いです。そしてDVを受けた後はフラッシュバックに苦しまされました。