【エッセイ】「私もあなたが嫌い」…友人の言葉で、私は谷底に落とされた。

枯れた花

ヨコハマは

ブルースの街

流れる雨の街

別れ話しが似合う街

いつも彼は言うの

愛したかったと

私の前では老いぼれてる

紫のビロードの服が似合う男

私は枯れ果てた女

私の耳から聞こえるのは

アコースティックギターとピアノ

彼は白い布を被ったキリスト

ミラーボールの様に廻りながら

二人は絡まりながら

ありがとうと頬にキスして

ゴンドラの紐に引かれていくの

私は熟れた果実の女

愛に疲れた2人はやっと

一つの紐になるわ

あの人は

やはり触れていたかったと耳元で

囁くの

お母さん、ゴンドラに乗って何処にいくの?

僕は外はあんまり好きじゃないけど、ゴンドラなら

楽しそうだよ。