ただ、読む前に1つ条件があります。それはヒーローパパになるためには、行動が必要です。本気で行動したい。ヒーローパパになりたい。そう思う方、どうぞ本書を読み進めて下さい。まだ本書を読んでいるパパ。おめでとうございます。あなたはヒーローパパの第一歩を踏み出しました。

本書を読んでいるパパは、もしかしたらこんな思いがあるかもしれません。

・仕事や子育てが忙しくて、本当にやりたいことをする時間が全然ないなぁ

・子供やパートナーとのコミュニケーションに疲れるなぁ

・家族や子供の夢のサポートなんて無理

これは何も特別なことではありません。家の中で、パートナーの機嫌が悪い、イライラを感じてしまう。目の前の問題をこなすことが手一杯で、自己実現なんて夢のまた夢。このような思いを持っているパパは、少なからずいるのではないでしょうか。我が家もかつては、こんな状況でした。

結婚生活って面白くない。子供と関わっても疲れるだけ。家族で生活することに前向きになれない時も多々ありました。別居や離婚、こんな言葉が頭の中をよぎったこともあります。

話を僕の両親に移します。僕の両親は結婚生活38年目で、熟年離婚をしました。僕の印象では、遅過ぎた離婚だったと思います。僕の記憶では、僕が中学生になるくらいから、夫婦喧嘩が増えてきました。喧嘩のきっかけは、些細な事から始まります。それが、徐々にヒートアップし、最終的には怒鳴り合いに発展するというパターン。時には母親が家出をすることもありました。

両親が悪人だったかというと、そうではありません。むしろ自分が正しいと思ったことを貫き、愛情を持って僕達3人の兄弟と接してくれました。しかし、こと夫妻のコミュニケーションになると、全く歯車が合わない。外から見ていても、

「そんな言い方、しなくても良いのにな」

「もうちょっと工夫したら喧嘩しなくても済むのにな」

と思うことが多々ありました。しかし、この「ちょっとした工夫」は非常に厄介。家族はとても大切な存在なはずなのに、なぜかコミュニケーションが雑になってしまう。頭では分かっていても、なかなか直すことが出来ない。逆にちょっとした工夫をすれば、家の中のイライラは大幅に減ります。

そして、本来自分の人生でやりたかったこと、自分の夢に向かってエネルギーを注ぐことが出来るようになります。

※本記事は、2022年12月刊行の書籍『パパこそ日記をつけなさい』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。