【前回の記事を読む】日本がダメなら海外へ!日本人男性がモテる「国」はどこ?

五十歳男性の厳しい現実

十二 それってホントに『まやかしの恋』?

最初は疑似恋愛かもしれない。でも、それが本当の恋愛に発展する。そして、もし自分が望むのであれば、結婚にまで至ることができる。

元々、タイ・フィリピン・ベトナムなどの東南アジア諸国(加えて隣のバングラデシュなども)は超親日国で、よほどヘンな男でない限り、真剣にお付き合いをしプロポーズすればOKとなる可能性が高い。もし、彼女たちに偏見を持っているなら、もうやめにしましょう。こちらが本気なら、彼女たちも本気で向き合ってくれる。

日本の中年男性とタイ人女性やフィリピーナとの恋を『まやかしの恋』と笑う人がいるが、果たして本当にそうだろうか? 私は三七歳の時にまさに『運命の人』(のはずだった)と結婚し、結婚生活を十八年間続け、その後離婚したのだが、むしろこの十八年こそがまやかしだったと思う。

離婚調停時には、元妻は私の収入・社会的地位・学歴・職歴などしか見ておらず、自分に都合のいい男かどうかだけで結婚の是非を判断していたのではないかと感じることがあった。私と結婚してくれないのならもう付き合うのをやめると言われ、半強制的に結婚させられた。

パタヤで出会って、夕陽を見ながらロマンチックに海岸通りを一緒に散歩したミー(前述)や、私のオトコとしての『病』を癒す手伝いをしてくれた通称『ばばぁ』(後述)などとは、純粋に恋をしていた。むしろ、こちらの方が本当の恋だったのではないか?

そして、もう少し時間をかけてお付き合いをし、お互いを理解し合った末にプロポーズすれば、OKしてくれたと確信している。彼女たちは、いつも私からのアプローチを待っていてくれたような気がする。