【ぎらぎら太陽の季節】に送る詩
「路上の夏休み」
子供が三人 プールへ行くのか
小さな袋ひとつで
笑いながら通り過ぎていった
日焼けの心配も 出先での心配も
課せられた責務の心配もなく
暑くなりそうな陽光も
まだその熱を手控えて
澄んだ生命力を彼らに投げかけていた
そんな路上の小さな夏休みたち
※本記事は、2022年9月刊行の書籍『まかろんのおもちゃ箱』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。
まかろんのおもちゃ箱【第4回】
キラキラとかがやく言葉の世界にようこそ!
季節の移り変わりや自然の美しさ、命のきらめき、日常で起こる不思議な出会い......。前向きに生きていくために、そっと背中をおしてくれる言葉たちがここにある! 心がおどる幻想的な世界がつめこまれた、全38編からなる詩集。※本記事は、まかろん氏の書籍『まかろんのおもちゃ箱』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。
「路上の夏休み」
子供が三人 プールへ行くのか
小さな袋ひとつで
笑いながら通り過ぎていった
日焼けの心配も 出先での心配も
課せられた責務の心配もなく
暑くなりそうな陽光も
まだその熱を手控えて
澄んだ生命力を彼らに投げかけていた
そんな路上の小さな夏休みたち