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私は営業マン──20年間の会社勤めで身につけたこと

ハマりやすいのは、悪いことじゃない

こうして振り返ってみると、われながらよくもまあ、あちらこちらに興味が移るものだと思います。

高校時代には前述したもののほかに、オートバイが好きになり、教習所に通って中型免許を取り、オートバイも買いました。すべて自分で稼いだお金を使っています。専門学校に進んでからは、ディスコに目覚めて、毎晩アルバイトをして黒服を目指していました。

オートバイの中型免許取得は校則で禁止されていたにもかかわらず取り、ディスコのアルバイトには、学校にも行かずに通い詰めました。熱中するタイプなのです。

私の流儀などと大それたことを言うつもりはないのですが、それらしきものがあるとすると、「あらゆることに興味をもち、チャレンジする」ということになるでしょうか。

私自身のことを書きながら、ホリエモンこと堀江貴文さんが発信している「多動力」を思い出しました。多動力とは多くのビジネスジャンルをまたいで活動する力のことです。堀江さんは、現在のビジネスシーンでは多動力こそが大事で、それを身につけるためには、とにかくあらゆることに興味をもち、ハマること、一つのことにコツコツ取り組むのは時間のムダづかい、というようなことを主張しています。一つに集中することがムダかどうかはともかく、多くのもの、事柄、現象に関心をもつことが有意義であるという点においては、まったく同感ですし、私自身がそのように振る舞ってきたことを再認識しました。

堀江貴文さん、昭和47年(1972)生まれ、私は昭和44年(1969)生まれ。年齢が近いと、育った社会背景が共通する部分が多いため、同じような思考になるのかもしれません。