愛の欠乏が他人軸を加速させる

人から「あるがままの自分」を否定されると、今度は自分自身があるがままの自分を受け入れられなくなり自己否定するようになります。するとさらに深刻な事態を招きます。「愛の欠乏」です。

愛の欠乏とは、「私は愛されていない」という不安からくる欠乏感のことです。

愛とは本来「あるがままを無条件で受け入れること」です。そのため、あるがままを受け入れてもらえないと、愛の不足を感じるようになります。

その結果、「私のことを受け入れて欲しい、好きになって認めて欲しい、満たして欲しい」と思うようになり、欠乏感を埋めてくれる人や物や体験を追い求め、もっと周囲のことが気になり執着するようになり、他人軸が加速していきます。

そこで重要になってくるのが「自己愛(セルフラブ)」です。

自己愛とは「あなた自身が、あるがままの自分を無条件で受け入れる」ことです。自分で自分を全肯定することで愛の欠乏を解消するのです。そうすれば他人軸化の加速を抑えることができます。でも……

「頭では分かっていても、なかなか自分を好きになれなくて」

「自分を愛したくても、どうやればいいか分からない」

「それができたら苦労はしないよ~」

実際のところ、これが正直な気持ちではないでしょうか。

※本記事は、2022年10月刊行の書籍『オタ女のスピリチュアル講座』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。