二分咲きの桜の下を傘さして行く人のあり小ぬか雨降る

 

満開の桜の枝に薄切りのレモンの如き月かかりいる

 

満開のさくらの下に一人佇ち散りゆくさまを息止めてみる

※本記事は、2019年3月刊行の書籍『短歌集 生きる』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。