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雄太が恋しくて

色んなことを思い出す。何かキーワードがあって、ドッと落ち込む。そこから立ち直って元の生活に戻るまでが、なかなか大変。

今まで触れないようにしていた部分に触れてしまったり、触れないまでも近づいてしまったりして、負のスパイラルに巻き込まれ抜けられない。苦しくなると誰かに助けてもらいたいと思う。

今までだと、友達に助けを求めることになるのですが、最近、雄太を思う。

「傍にいてくれないかな~」

なんてね。

将太がいつも、いてくれているのに、この頃は雄太に会いたくなったり声が聞きたくなったりする。

会うとそれほど、係わりを持とうと何かするわけではない。サラッと、いつも通りを装って過ごしてしまう。聞きたいことが聞けず大事な話がきちんとできないで、帰してしまうことになる。帰った後に後悔する、もっときちんと聞いておけば良かった。話したかったことが後からあふれてくる。

何だか頼りたい甘えたい、雄太にね。