それからしばらくして、三島の沢地にある沖 正弘先生の道場すなわち沖ヨガの修道場に行きました。確か当時は改造班と鍛錬班とに分かれていたと思います。

私は鍛錬班で3泊4日コースかに参加したと思うのです。かなり高額の研修費であまり金銭的な余裕のなかった当時の私はそれがぎりぎりでした。

研修は朝から晩まで休みなしのスケジュールで気が抜けません。ヨガの体操ばかりやるのかと思っていたところ、朝からマラソン、水行、読経、浄化法、強化法、瞑想、講義と次々に行が変わります。

沖先生の講義はおそろしく迫力があり、直弟子(研修生)には容赦なくビンタが飛びます。ただ私は父に厳しい躾を受け、合気道の修行で揉まれていましたからその雰囲気にも耐えることは出来ました。

しかし、体の色々の所を動かす身体訓練で全身筋肉痛の状態になりこれはかなり堪えました。そしてなにより自分の自由時間が一切なく、これはキツイと思いました。ですからヨガ道場を終了して退場した時には牢獄を出たような感じで嬉しくて仕方なかった思い出があります。

※本記事は、2022年7月刊行の書籍『求道』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。