【前回の記事を読む】地球にはたらく6つの力?エネルギーの関係を「六行説」で解説!

第一章 陰と陽の智慧

風土がつくる人間の歴史

東では陰の感性が強い

ユーラシア大陸の東端に位置するシナ(中国)地方は陰の感性が強いので、古くから文化が栄えて過去を重視し、年長者を敬う儒教などの思想や漢字を作って文化で求心力を高め、周辺の国々に広めてきました。

しかしシナ(中国)地方は大陸のため国土が広く開放されて、陽の遠心力の性質が加わって膨張し、武力で攻撃し、この地域を支配しようとするさまざまな民族が入れ替わりながら国家を建国し、そして滅亡していきました。今も中華人民共和国の支配者である共産党が独裁を続けており、金と武力で国土を膨張させ、周辺国を侵略しています。

このユーラシア大陸の東端から東へ海を越えて飛び出した国、台湾は、強い陰の感性を文化や伝統に残したまま、少し陽の理性が入っていますので、工業が発展しています。

さらにユーラシア大陸の東端から東へ大きく海を飛び越えて飛び出した国、日本は、強い陰の感性を文化や伝統に残したまま、新しい陽の理性が多く入っていますので、物質に対する科学的思考が西洋の白人の理性と同じ程度の高さにありますが、それを凌駕(りょうが)する場合も増えてきます。

しかし、学閥などの閉じこもった人間関係に引きずられて純粋に研究することができないので、外国で研究に打ち込むと良い成果が得られる場合があります。