【前回の記事を読む】精神的幸福度ワースト2位の日本だからこそ…心を満たす最高の瞬間を知る

2章 応援されるための環境作り

挑戦できる環境を作る

ここでは、自分の夢に向かうための土台作りをしていきます。

夢に向かうスタートラインで、つまづいてしまう人は少なくありません。例を出すと、生活が大変、孤独に耐え切れない、メンタルが崩壊してしまう、こういったものです。比較的僕は大丈夫だった方ですが、このような理由で夢を諦めていく方を僕はたくさん見てきました。

今回、僕が夢に向かうために実際に起きた出来事などもお話しするので、それを聞いて、先に環境を整えた方がいいと思う方は、2章から実践していただけたらと思います。

僕自身、19歳〜21歳の約3年間、本当にお金がなく困っていました。

社会や人のために自分ができることを行おうと、僕は19歳から活動を始めました。20歳の時には講演活動し、さらには著名人の方とも共同でイベントや交流会などの主催をするなど、様々なチャレンジをしてきましたが、中々お金を稼ぐことには繋がりませんでした。

当時は、アルバイトもしていましたが、そのお金の全てを自分の夢のために使っていたため、生活はカツカツ状態。住んでいたアパートの水は止まり、トイレは近くのコンビニ、洗濯も友達の家まで行って洗濯機を回してもらい、その待っている間にシャワーを借りていました。ご飯も2日に1回、スーパーで売っている半額おにぎりを食べていました。

このような生活をしていると、自分に余裕がなくなり、社会や人のために活動していくことが少し大変になっていきます。

まずは自分の生活を整えなければいけないと焦りを感じ、そればかりに気を取られてしまうからです。

しかし、僕はその状況でも「志─!」と目標に向かって進んでいましたが、正直何度も倒れかけたこともあります。実際に今でも胃はおかしくなり、ご飯をお腹いっぱい食べると嘔吐してしまう体になってしまいました。「俺(私)は全てを削っても夢に向かう覚悟があります!」という方はそのまま突き進んでもらって構いません。

一方、全てを削ってまでも夢に向かうことができないという方は、以下のことにまずは取り組んで欲しいと思っています。

それは、自分の生活を整える(守備を固める)ことです。「この状態であれば自分は100%夢や志に向かって走り続けることができる!」という状態を想像し、1日のタイムスケジュール、またはその環境を作って欲しいのです。

僕の場合は、家賃代、睡眠時間の確保、1日2食の食事、時間と感情泥棒からは距離を置く、お風呂に入る、お酒を飲むことなどです。持ち物はノートとペン、そして携帯、パソコンがあれば良し。僕は最低限、この生活ができるお金があれば、常に仕事(志)に100%集中して取り組むことができます。

あなたが社会や人のために100%取り組めるスケジュールや環境は何ですか? そのためにどのくらいのお金が必要でしょうか。まずは、これらを具体的にしてみましょう。そしてその環境を作っちゃってください。

夢を追い続けることも素晴らしいですが、まずは自分の環境を整えることも1つの手であることは頭に入れておいてくださいね。