【前回の記事を読む】成績が悪くても…就活に不安を感じなかったのは「合気道部のおかげ」

大学生活と合気道

大学の合気道部に入り、稽古だけでなく先輩とのやり取りで間合いというものを意識し、自然と自分にもそのことが身についたと思っており、このことが会社に入ってからも大いに役に立ちました。

営業としてお客様お得意先様と適度な間合いを保つことによって、お客様の真の課題、お困りごとを聞き出すことができ、いろいろ提案ができるのです。

お客様の本音、現場の課題が分からなければ何にも提案もできずに前には進まないと思います。その本音をつかむにはいかにお客様のさらけ出せる環境を作ってあげられるかです。それはお客様との間合いを取ることに尽きると思います。

ある時は徹底して突っ込み、ある時はしっかりと距離を置くこと。そのことを大学時代の合気道部で学びました。そのことが居酒屋稼業においても全く同じことが言えると思います。

お客様が何を求めてるのか? お声をお掛けしたらよいのか? 静かにしてたら良いのか? その時のお客様の気持ち状況をできるだけ理解すること。それは間合いを取ることで分かることだと思います。お声を掛けた方が良いのか? その時の話題は? どんな話題でも良いはずは無い! とにかくお客様がどんな状況でご来店されたのか? そしてどんな気分なのか? 何をしたら心地が良いのか? それを考えるのも面白い。

まさに居酒屋店主としてのやりがいの一つです。