経験に裏打ちされたアドバイスや指導、下位者よりも多くの知見を基にした判断……。

確かに正解であることも多いでしょう。いかに時代が変わっているとはいえ、やはり「ほぼ正解」なのかもしれません。それだけ「正しい」(と予想されるだけですが)判断に至る情報量が多い。経験も豊富。視野も広いし、視座も高い。

しかし一方。

彼ら、彼女らも、皆様とは違った世界や景色を見て、そう判断したはず。そう発言したはずです。ビジネス上であれば「現場」に最も近く、多くの情報量を持っているに違いない。子供たちは、学校内の話やチームの雰囲気、受験校の傾向と対策を知っている。親には分からないことばかりです。

まだまだ「オトコ社会」が根強く残る中、「女性」だから「舐められる」、「ハラスメントにさらされる」といったリスクや経験に対して、環境は整っているのか?

自分が経験したことがない、知らない世界の情報や状況を、彼ら、彼女らは持っています。知っています。

誰かの「意見」や「感想」、「申し出」、「提案」、「指示」等々。

※本記事は、2022年5月刊行の書籍『古くて新しいニューノーマル社会の概念 絆ポイント』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。