「全員揃ったし、仕切り直しだな!」

改めて四人で乾杯し、私たちとは初対面ということで、気になる彼──ショウタ──が自己紹介してくれる。

「大久保ショウタです。カイリとは学生の頃から一緒で、今の部署は違うけど相変わらずつるんでます。よろしく」

あれ、明るい。この前感じた少し冷たそうな印象は全くなく、話してみると気さくで、朝木さんに引けを取らないほど人付き合いがうまそうな人だった。一瞬目が合ったときにショウタが少し目を見開いた気がするが、気のせいだろう。

二人ともやはり女性から人気のようで、例の海上保安官の仕事ぶりを描いたドラマの流行が最高潮だった時期には、ストーカーまがいの女性が現れて手を焼いたこと(二人の人間性そのものではなく、職業に憧れを抱いていただけだろうと、今となっては笑い飛ばしていたが)、三角関係に巻き込まれたことなど、過去の色恋沙汰も教えてくれた。

多忙で日々訓練を欠かせないはずの海上保安官も人並みに恋愛ができていると聞いて少し安堵したというか、親近感がわいたような気がした。

ちょうど恋バナで盛り上がっていたこと、お酒も回って気が大きくなっていたことから、私は現在の恋愛模様について質問してしまった。彼女や彼女候補がいないか聞き出したいと思ったのだ。

それが地雷とも知らずに。

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