強制配転される

労基署に告発したことと国会追及により二〇〇九年七月一日付で加世田局(自宅から車で約一時間)に強制配転されました。当時の職場(鹿児島中央郵便局)の管理職の話では、「国会追及に郵政九州支社の副支社長が激怒し強制配転をした」そうです。

郵政は「普通の異動で報復人事ではありません」と主張すると思いますが、鹿児島市内に普通局が三局ある中で同僚は市内配転が大部分なのになぜ? と不当人事に思えるのです。

日本政府も二〇一四年に内閣人事局を作り、内閣の方針に従わない官僚を異動させています。昔も今も、人事異動(強制配転)は一緒です。職場で自由に自分の意見も言えない民主主義もない人事制度はなくさないといけません。

加世田局の郵便内務職員の勤務は、早出(五時十分出勤十三時五五分まで)と遅出(十二時三十分出勤二一時十五分まで)でした。東京鉄道郵便局では輸送、鹿児島中央局では特殊郵便課(書留・速達・速達小包区分発送)、発着や小包区分などの仕事で郵便料金も知りませんでした。

加世田局では、時間外窓口もやることになりました。訓練も少なく窓口は一人のため、土曜日、日曜日の時は周りに聞こうにも他の人は窓口をやったことのない非正規配置なので最初は途方に暮れました。

そして、早出勤務前日の夜間の会議や飲み会も嫌でした(車の運転もありアルコール検査で捕まれば職場はクビになるため)。遅出勤務は夜一一時帰宅になるため人付き合いはできませんでした。三日連続夜勤の次は休み、次からの勤務は早出連続勤務のルーティンの繰り返しでした。

※本記事は、2022年5月刊行の書籍『地球ファーストがいいね』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。