リノベーション

とある物件でトイレのリフォームをしました。その際、便器を薄いピンク色のものに変えました(最新モデル!)。NEWなものは、何でもワクワクするものですね(^ ^♪

トイレの狭い空間のなかに棚を作り、収納もつけて、掃除用具やトイレットペーパーの補充品などは棚のなかに隠して、外観をスッキリ見せます。小さな、だけどしっかり洗える手洗いも設置! 棚の隅に一輪挿し。壁のクロスは、ちょっと見てもわからないような、白にわずかなピンクが混じっています。

棚の色と収納の扉の色はこげ茶色。賃貸アパートの退去後のリフォームは、部屋全体をよく見て、動きやすさなど考えて、リフォーム後も生活に支障のないように気をつけます。新しめの部屋であれば、元のように修理して、きれいにお掃除して終了ですので、あまり難しくないのですが、古い物件のリフォームは、よく考えてリフォームします。

物件の状態を見て、リフォーム(原状回復・修復)よりも、リノベーション(付加価値を高める大規模改修)をしたほうが良いと思ったら、費用がいくらくらいかかるかを試算して、家賃をいくらで設定したら、何年で払えるかといったことを考えます。物件のオーナーとしては、赤字で賃貸するわけにいかないので、しっかり打ち合わせをします。

あるとき、5部屋のうち4室が空室となっていたため、このままでは取り壊したほうが良いかもしれないと悩んでいたオーナーが、知人を通じて私に依頼をしてこられたことがありました。

実際に物件を見てみると、空き部屋は狭い和室で、トイレとお風呂が一緒という構造でした。これでは今どき入居する人はいなさそうな雰囲気です。

その後、何度も打ち合わせを繰り返し、部屋のリノベーションを提案しました。オーナーとしては費用対効果が不安材料です。提案したこちらとしても、リノベーションをした後の部屋を空室にしておくわけにはいかないという責任が伴います。しばらくして、オーナーから「やってみよう」という返事が返ってきました。