「ウエストのサイズより落差が重要」と述べる著者の「弁解」に衝撃

【前回の記事を読む】「結婚は人生の墓場」と言いながら「おめでとう」なのはなぜか

批判の法則

批判の法則　解説

力のない人はまわりに大きな影響を及ぼすことが少ないから、批判の対象にはならない。新入社員だった頃の私がそうだ。失敗して叱られはしたが、批判はされなかった。批判されるのは、まわりに大きな影響を及ぼす力のある人なのだ。

興味深いのは、そういう力のある人は滅多にまわりの人を批判しない。そういう方が上司におられたから、ある日、その理由を尋ねたら、「だって、彼の影響を私が受けることはないから」とお答えになり、更には「いざとなれば黙ってはいないけどさ」と静かにおっしゃった。迫力があった。

「気は優しくて力持ち」という言葉があるが、力のある人たちは適度に批判され、優しいままでいてもらったほうがよいのだろう。

ウェストの法則

ウェストの法則　解説

これはもののたとえで言った言葉だが、余程、インパクトがあったのか、この言葉が独り歩きし、それを聞いた女性から「失礼な人ね」と叱られた。だから、ここで弁解したい。

私が言ったのは「バランスの取れた人とは、喜怒哀楽が顔に出ない人ではなく、感情の量が多い激情家だが、喜と怒、哀と楽のバランスが取れている人だ。たとえば、怒ると手が付けられないくらい恐いけど、ものすごく優しくて面倒見のいい人っているよね。その大きな落差が魅力なんだ」。

以上、弁解終わり。