まだ手の付けられないものがある。見ると動けなくなったり泣けてきたりするから触るのに勇気を必要とする。

その一つが写真。今日やっと手を付ける、友達に手伝ってもらって、考えずにひたすら仕分ける。一人ではできなかった。お喋りしながら次々とホルダーに入れていく。助かった。思ったよりも早く仕分けられた。友達のおかげでした。

少しずつできなかったことにチャレンジしていく。手の付けられなかったものが片づいていく。頭の中もそれに続いて整理が付いていくようで、肩の荷が下りていく感じがする。

すごく、大切にしてもらったと思っていますよ。「愛してる」とか「俺には尚子ちゃんしかいない」とか「尚子ちゃんのために働いてる」とか、きちんと言葉で伝えてくれたよね。

昭和35年生まれにしては照れ臭いようなこともスッと言えて、これが私たち二人にとっては普通のことでしたが友達に話すと「一度も言われたことがない」というのがおおよその反応でした。

皆、思っていても口に出さずにいるんだと思いますが、パパがいなくなった今は言ってもらって良かったと思っています。幸せな思い出になっているから。私に、こんなに言ってくれた人は後にも先にもパパだけですよ。

嫌なことも色々とありましたが、この頃、思い出すのは、優しかったパパの言葉が多くなってきた。幸せにしてくれたんだね。「ありがとう」。こんなに悲しいことになってしまったけれど、幸せだったのも確かなことです。

子供よりも私が大事なんて、何度言ってくれたか数えきれないね。大事に思いすぎてかなりの束縛でしたが負けずに自由にやらせてもらっていた。奥さんとしては手の焼ける存在だったかもね。