教訓

外国へ出かければ意識せずともその国、地域の人たちと直接接触する機会が多くあるでしょう。そのような場面に遭遇した場合には、その人たちと理解し合い、信頼し合えるようになることが必要とされますが、それができれば、おのずから道は開けてくることでしょう。

ここで述べたように、自分の持っている特技が思わぬところで生かされ、その地域の人々に感謝されるなど、大きな意味を持つ場合があることを覚えておけば、思いもよらぬとき、場所で役に立つことがあります。

その上で、異文化交流を進めるには、会話などに必要な言葉としての比重はやはり英語が主力となるでしょう。仕事上の専門用語を含めた英語でのミーティングでは、主題に関して問題なく議論、会話ができることが求められます。

しかし、短期訪問などの場合、行く先によっては現地語のみしか通じないこともあると思いますが、その場合に備えて、最小限、日常の挨拶と数字は言えるようにしておくと、かなり現地との交流のスタートとして役立ちます。

※本記事は、2021年10月刊行の書籍『アテンション・プリーズ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。