早朝ビーチの清掃から始まり、水着のお姉ちゃんで目の保養をし、夕方には焼きとり屋へ出勤。ゆでダコのように真っ赤に日焼けし、ほとんど寝ていない日々だったがこれはマジで楽しかったし、海の家やってみたいなーと今でも妄想している。

他にはアルバイトの皆で富士急ハイランドから富士登山を一日で決行するという極めてアホなこともしたし、皆でジムに通って肉体を鍛え、エアロビなんかもしていた。すると、新しくできるジムのトレーナーにならないか、とお誘いまで受けることもあった。

何事も楽しんでやっていると不思議と人が集まるものだ。この頃は本当によく遊び、よく働いた。そのすべてがめちゃくちゃ楽しかったし今もなお大切な財産だ。

とにもかくにも、空いた時間を埋めるべくフルタイムで動いた。思い立ったら即行動。自分が好きなこと、やりたいと思ったことは片っ端からやっていた。そこに寝るという選択肢はなく、この時の経験が経営者になってからも役立っている。

全く寝ない日もあれば、ガッツリ寝る日もある。睡眠三時間とかのショートスリーパーではないが、ミドルスリーパーくらいにはなっていると思う。寝る時間を割いて遊びたい。まるで子どもだ。

たまにガッツリ寝溜めをするが、寝溜めなんて実は気のせいだよー、と言われて少しいじけた。気のせいでもいいじゃないか。そういうところも子どもだ。

やった後悔よりやらない後悔をしたくない、何よりやってみて後悔などした試しがない。明日に回してもいいけど、明日は明日でやりたいことがきっとあるから、今日できることは今日やった方がいい。人類皆に平等に与えられていることは一日二四時間、一年三六五日ということと「人は必ずいつか死ぬ」ということだ。

タイムイズライフ。時間は有限であり命同然である。僕もいつ死ぬか分からない。だからやりたいことは片っ端からやっていく。大丈夫、多少寝ていなくても僕は元気に今日も遊んでいる。

★トライアル:やりたいことがあれば、考える前に行動してみよう。まず、動く!

※本記事は、2022年3月刊行の書籍『WORK PLAYER』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。