「睡眠」が脳を発達させる!(S先生の指導)

今までの病院は「自閉症」と言うと、私の一方的な説明を聞くだけで親の責任を追及する医師が多かった中で、初めて「S小児神経学クリニック」のS先生は、子どもに対して「診察」を行いました。

「這い這い」や「足踏み」をさせてみたり、「目をつぶって自分の鼻に自分の人指し指を当てることが出来るか」「両手首を左右に回転」させてみたり「ベロを左右に動かす」など、色々子どもの身体の動きを見て、親が子どもに対して、どんな事を家庭で行ったら良いか指導して下さいました。

初診で指導された事が、「脳の発達には睡眠が大切だから、睡眠表をつけて下さい」と、「睡眠表」の記録用紙を渡されました。40年以上前からの考え方です。

この診察について、私も深く聞いてなかったので、現在の主治医の野村先生に伺いました(S先生に35年間程お世話になりましたが、残念な事に2014年に病気でお亡くなりになり、S先生の右腕でおられ、遺志を継ぎ開業された「野村芳子小児神経学クリニック」の野村先生にお世話になっております)。

これは、身体の動き具合から脳の発達具合を診察する「神経学的診察」というそうです。