1999年1月9・10日(土・日)パリおよびシャルトル紀行

-ルーブル美術館と、シャルトル大聖堂のステンド・グラス-

新年明けましておめでとうございます。

何人かの人からは日本の自宅、ロンドンのフラット宛に年賀状、クリスマス・カードを頂き返信賀状を出しましたが、皆さん全員はカバーしていませんのでまとめてメールさせて頂きます。

元エンジニアリング会社社員で弁理士のFさん、母校大学教授のDさんの近況報告を兼ねた年賀状は面白かったので私もと思ったのですが、ヨーロッパ紀行文にて生活の有り様は逐次報告していますので1年間を振り返っての纏めは今更と思い省略しました。国家公務員(警察庁)のBさんからのメールで年頭の個人目標設定のお話がありましたので私も真似をしてみました。

仕事ではまず管轄を欧州現地法人(チューリッヒ、アムステルダム、ルクセンブルク、フランクフルト)まで拡大すること(ヨーロッパ観光の機会も増えます)、そしてアングロ・サクソンの監査手法を日本に導入することとします(こちらの方が大変そうです)。

遊びではロンドン駐在中の訪問国数を1998年末の15ヵ国を20ヵ国まで増やすことで、ここからさらに5ヵ国増やすのは対象国が少なくなるだけに皆さんが思うより大変そうです。

新年最初の旅行はまたまたパリです。

理由は3つ、1つは家族と離れた翌週末はどこかに出掛けるのが上策なこと、2つ目はパリが一番近くて突然の予約でも旅行会社が対応してくれること、最後に中央公論新社の『世界の歴史』シリーズで最もよく参照されるのがパリのルーブル美術館とロンドンの大英博物館で、パリのルーブルはまだ見残しているところがたくさんあるからです。

土曜日に半日ルーブルで見学しましたが、有名な物ではハンムラビ法典、イシュタル神官エビフ・イルの像、エジプト書記の像、アメンホテプ4世イクナートン像等で考古学関係では大英博物館の方が上ですが、絵画彫刻ではロンドン・ナショナル・ギャラリーよりはるかに充実しています。

【前回の記事を読む】都市の美しさの面で一番はパリ。水曜日シャンゼリゼ大通りへ

※本記事は、2021年8月刊行の書籍『ヨーロッパ歴史訪問記』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。