こころのお天気マークを考える、こころは何色ですか

たとえば自分のこころといわれるのは、体のどこにあるでしょうか。頭でしょうか。胸でしょうか。どっちでもいいから、手をあててみてください。いま、自分のこころは、どんな天気でしょうか。何色になるでしょうか。

ここで大事にしたいのは、最近の科学で、こころには、筋肉があるということなのです。こころのマッスル、こころの筋トレ、響きもよくないでしょうか。

また、この切り口で感動力も増やしていきたいです。わたしたち、感動しない、無感動状態になりがちです。人と違うため、目立たないように生きる術として、そんな無感動力の高い人間になりやすいと思うのですが、ここはひとつ、こころに封印していた感動力を、こっそりと復活させませんか。そのほうが、楽しく生きられるそうです。

そして、自分のこころのお天気マークや色を見つけられた時点で、わたしたちはラッキーなのです。そのお天気模様や色のグラデーション、いま置かれているこころの状態を知ることは、マインドフルネスにもつながります。

難しいかもしれませんが、いま、って思った瞬間に、いまは、過去になっています。あなたが見つけた天気は、もう、過去なのです。そんな中でいまを見つめるということを訓練していくと、わたしたちの集中力は高まるそうです。

※本記事は、2022年2月刊行の書籍『発達障害のための現代コミュニケーション学』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。