【前回の記事を読む】オリンピック「銅メダリストが銀メダリストより幸せ」なワケ

オリンピックの銀メダリストは、銅メダリストよりも、不幸の、ふしぎ

ここらで出てくる、批判精神

わたしたち、批判精神も旺盛です。特に、自分に対して、どうしても、自分を批判しちゃうのです。Perception(パーセプション)っていうそうです。

何か起きた時に、捉え方って、パターンがあるのだそうです。ボニウェル博士によれば、どうやら、わたしたちのこころには、行動への影響を理解しようとする、数羽(最大7羽)の「思い込みオウムさん」がいるそうです。映像化してみませんか。

こころのハートを思い浮かべてください。その中に、ぴーちくぱーちく、オウムが数羽います。ちょっと、かわいくないですか。

ただ、この子たち、小うるさいらしいのです。さて、自分のこころのなかにいるオウムは、どの子でしょうか。自分にあてはめてみませんか。自分の中の感情がどんなふうに、自動的に生まれるのかは、パターン化されているそうです。自分の中に飼っている、オウムは何羽でしょうか。それぞれ、個性があるのだそうです。あと、現れるパターンが決まっているのだそうです。

まず、批判オウムは、なにか、出来事が起きた時に、「あれがこうしたからこうなったのだ」と批判したくなるオウムです。次に、正義オウムです。「それは正しいに決まっている」と叫ぶオウムです。

負けオウムは、すぐに「自分は負けた」と思い込もうとします。あきらめオウムは、あきらめモードに自分をおいやろうとします。心配オウムはすぐに心配性になります。謝りオウムは、すぐに謝ろう、そうすれば、事態はよくなると思い込んでいます。無関心オウムは、自分には関係ないと思い込もうとするパターンを持っています。

皆さんの中のオウムは何羽、どのようなオウムさんがいますか。それを上手に扱えるようになるためには、どうすればいいのか、考えていきませんか。

そして、何かに夢中になっているときのこころの状況も考えていきましょう。もし、反論が見つかったら、それで本を書いてください。あなたは作家になれます。今、自分のこころの中にどのオウムが現れているかを観察してみましょう。どれに当てはまるのでしょう。

そんな時に、どのような体の症状があらわれているか、メモしてみませんか。オウムが騒ぎ過ぎてきたら、水と餌を与えましょう。カルシウム棒とかもいいですね。落ち着けるための、ストレス解消、コミュニケーションツールになるものは、あなたにとっては、なにでしょうか。

フロー

「フロー」とは、何かに打ち込んでいるときの時間を超越した有能感のことです。時間を忘れて、下手したら食事すら忘れて、なにかに夢中になった経験がありませんか。え、もう、こんな時間、みたいな経験はありますか。そんなとき、わたしたちは輝いています。それが「フロー」だそうです。輝いている自分を増やすことを考えていきませんか。