かくことは祈りである

 
 

私は、四十年前から書の教室を開設しています。他の書道教室と少し違うところは、書の基本を学びながら『書くことで願いが叶う』をモットーに夢や願望を筆でおけいこしていることです。例えば、「私は健康美人でありがとう」「家族やまわりが無事安全平和に暮らせてありがとう」「収束祈念!」「すべてうまくいってありがとう」。このように現実に根拠がないと思えることも筆文字で書くとたくさんの人の夢や願いが叶っていくのを見てきました。

この経験でいつのころからか人生相談を引き受けるようになりました。最初ぽろぽろと涙を流して泣いている方が帰りには笑顔になられるのを見て、これはもしかして私の天性の使命ではないかと思えたのですが、実はそれだけではなく人を通して自分自身が救われていることに気付いたのです。

生きる目的は、自分を鍛え、磨き、自分を創る為ではなかったか! そして感謝の心を学ぶことにあると確信したのです。私は、これからも筆文字で祈りの言葉を書き続けていきたいのです。

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『最高の人生を創造する言霊&ストレッチ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。