「オオカミさん、まって!」

あかずきんちゃんは、いそいでおかあさんの手紙てがみをわたしました。

 

オオカミさんは、かんがえました。

毎日まいにちおいしいおかしがべられるなら、そっちのほうが、ずっといいぞ」

オオカミさんは、おばあちゃんをかえしてくれました。そして、あかずきんちゃんを、いえまでおくってくれました。

「オオカミさん、ありがとう! あなたはとってもつよくて、とってもやさしいのね!」

かあさんはよろこんで、たくさんのおかしを、オオカミさんにあげました。

「おかあさんてすごいね。おかあさんとのやくそく、ちゃんとまもるからね」

あかずきんちゃんは、おかあさんがもっとだいすきになりました。それから、あかずきんちゃんがもりかけるときには、いつも、オオカミさんが、まもってくれましたとさ。

 
※本記事は、2021年12月刊行の書籍『となりの童話』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。