【前回の記事を読む】【詩】「後悔はない。生きることを選択したのだから。」

生・死・命

ALIVE

眠れない そんな夜は

窓を開け空を見上げる

霞んだこの街の

夜空に瞬く星を探そう

気づかずにいた輝きが

確かにそこにはある

冷たい風に吹かれても

揺るがず迷わぬ

あの星のように

誰かのためとか

何かのためとか

問う前に

ただこの命を

愛することから始めれば

きっとそれでいい

人は皆 独りでは

生きられないものだけど

人を皆 自分と

同じには語れるはずもなくて

愛されることばかりを

求め続けてきたけれど

「今ここにいる」

それ以上 いったい何を望むというの

人のためとか

自分のためとか

考える前に

ただこの命を

ただ精一杯に生きれば

きっとそれでいい

誰かのためとか

何かのためとか

問う前に

哀しみの時も

微笑み追いかけて生きれば

きっとそれでいい