ここで難しいのは不慮の事故などで大切な者などを失った悪循環にいる人は自分のせいではないということ。

自分のせいではないから改善しようがないし受け入れることも難しい。この場合は自分を二の次にして相手を第一に考えなければ何も手に付かないと思う。相手はもうこの世にいない、これは絶対に揺るがない現実だ。では自分がこの世からいなくなって残した者がいたとしたらあとを追ってきて欲しいと思うか?

自分の場合だったら一時は悲しんで惜しんで欲しい、だけどそのあとはできるだけ悲しまないで欲しい。「悲しむな」とは言えない、残してしまったのは自分だから。だけどできるだけ楽しんで笑っていて欲しい。作り笑いではなく、でも自分のことを忘れないでいて欲しい、守ることも協力することももうできない、だから「悲しむな」とは言えない。だけど悲しまないで笑っていて欲しいと思うだろう。

だからあとを追うこともできないし現実を受け入れるしかない、一生の時間をかけながら……。