悪循環

この歳になってくると、悪循環の中にいる人をよく目にすることが多く感じる。悪循環の中にいる人は決まって何かのせいにしている。自分も今まで数多くの悪循環の中にいて苦しんだことが多々あったが、抜け出すことは単純なことだった。

それはすべてのことは自分のせいだと受け入れてダメな性格を改善していくこと。

悪循環の中にいる人は受け入れて改善することがまずできていない。「性格なのだからしょうがない」だとか「悪意はない」など正当化して言い訳をする人が多く感じる。自分が思うに言葉とは自分の心を伝えるためにできたのであって、ごまかすためや自分の都合を通すためにできたのではないと思っている。言い訳をする人を見る度に心が痛くなる。

悪循環の中にいる人は悪意がなく、経験が足りないが故に自分で自分を守るしかない状況にいるのだと思う。現時点でこの人は本当に心を許せる相手がいない気がするので心が痛くなる。

「悪意はない」など正当化して言い訳をする人が多く感じる、と述べているが、本人の悪意がないのであれば悪意がないことで面倒なことになっているのだからすぐに改めて行動すればいいことで、本人の口から「悪意はない」と言ってしまったら反省していなく改める気がないことになってしまう。

改める気があるならまず初めに「ごめん」「申し訳ない」と言う言葉が先にでるわけなのだから……。他人に言い訳をしてしまったら、この人は言い訳する人と思われてしまうだろう。「心を許せる人がいないのだね、私は大丈夫だから本当のことを話してごらん」なんて優しく説いてくれる人などまずいないだろう。

大抵の人は言い訳する人だからしょうがない、言っても聞かないだろうと話を終わらせてしまうから言い訳した人は気付くことはできずに言い訳が通る居場所を求めて歩み続けるしかないだろう。言い訳を許してくれる会社などまずないし、あったとしても本人が満足できる状況や立場にいることはなかなか考えづらい気がする。