この家を去らねばならぬ日は近し夜深くさめて又思ひをり

 

ほのぼのと夕日の有りど 明りつヽ皐月さつきの雨は晴れゆくらしも

 

門先に並べし青菜の箱造り茂りとなるを朝々見て過ぐ