いってらっしゃいおかえりなさい

 
 

見送りの時「さようなら」と言わないでほしいと言う人がいました。見方を変えればちょっと淋しい別れの挨拶に感じるのかもしれません。語源を調べてみると「さようなら」は、もともと武士言葉で左様と書き、そのとおり別れの言葉の意とありました。意味らしいものはなく、別れのあいさつでもっと素敵な言葉がないかと思っていると、咄嗟に「いってらっしゃい」とお見送りしていました。

「いってらっしゃい」は、「行ってご無事に帰って下さいね」という日本語の深い意味が込められていることを知りました。古代より「言霊の幸はふ国」である日本人の精神性の高さと言葉文化の素晴らしさに感動します。これからも目の前の人に「いってらっしゃい!」と元気になる言葉でお見送りしたいと思います。

最近では、「いってらっしゃい」の声がけがまわりに定着して笑顔で「いってきます」と返してくれます。「行って無事に帰ってきます」とメッセージが伝わってくるようです。

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『最高の人生を創造する言霊&ストレッチ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。