いのち短し 恋せよ乙女

 
 

♪命みじかし 恋せよ乙女 朱き唇 褪せぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日はないものを♪『ゴンドラの唄』

朝、目がさめて無意識にこの唄を歌っていたのです。その日、愛弟子の訃報を知りました。突然の別れは、どうにもならない深い悲しみとなり、まわりに優しさを与える人がなぜ過酷な運命にと心が痛みました。もう一度会いたい! 大切だった美和ちゃん。

楽レッチ教室を主催し、鍛えた体は、風の中の羽根のように軽やかで、いつの間にか気がつけば、目の前ににっこりほほえむ美しい姿がありました。

この世で出逢えたご縁を決して忘れることはありません。この『ゴンドラの唄』は、二度とない人生を悔いなく生きてと青春の熱い思いを歌い上げています。きっと、夢に向かって力強く生きてと最期に届いた美和ちゃんからのメッセージに違いありません。

これからも遺志を継いで希望の道をめざしていきます。かけがえのない想い出と尊い教えに感謝を込めて田村美和さんのご冥福を心よりお祈りいたします。ありがとうございました。

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『最高の人生を創造する言霊&ストレッチ』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。